爆破予告で閉庁、休校 市と警察 終日、連携警戒 糸魚川市

 糸魚川市役所宛てに8日届いた「2月14日に市役所、市内小中学校を爆破する」内容の予告メールを受け、同市は14日、「市民、児童生徒等の安全を最優先とするため」とし、市役所本庁舎を臨時閉庁、全小中学校を臨時休校、同一敷地内の保育園・幼稚園などを臨時休園・休館にした。

駐車場出入り口を閉鎖して職員が待機した(市役所本庁舎)

 閉庁、休校、休園・休館は終日にわたった。同市と糸魚川署が連携し、対象施設の敷地内は職員を含め立ち入り禁止にした。本庁舎は駐車場出入り口を閉鎖し職員が待機。警察車両は各施設で巡回警戒に当たった。

 各種問い合わせや行政手続きなどは能生、青海両事務所で受け付けた。市民課、健康増進課などの担当職員も両事務所に詰め対応した。窓口の混雑、混乱はなかったものの、電話での問い合わせが通常より多かった。

 臨時措置を受け、子ども2人が市内中学校に通う40代母親は「あきれている。(爆破予告は)これまでにもあったと思うが、解決していない。またあればどうするのか。学校を休みにすればいいということでもないと思う。続くのではないか」と心配した。

 14日午後5時現在、対象施設での爆発などはない。15日早朝、市と警察が合同で確認を行い、異常がなければ通常通り再開する予定。

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