【新型コロナ】神奈川県所管域で1423人感染 自宅療養の男性ら3人死亡 新たに2施設でクラスター

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は16日、県所管域で男女3人の死亡と10歳未満~90代の男女1423人の感染が新たに確認されたと発表した。中等症6人、軽症1323人、無症状31人、調査中62人。うち1313人の感染経路が不明となっている。

 県によると、松田町在住の90代男性は11日に倦怠(けんたい)感の症状があり、自宅療養していた。12日に意識不明となり、小田原保健福祉事務所管内の病院に搬送されたが、死亡した。死亡後の抗原検査で陽性が判明した。

 鎌倉保健福祉事務所管内の80代男性は入院していた病院で感染者が発生。5日に陽性が判明し、7日に新型コロナ以外の疾患で死亡した。同事務所管内の別の病院に入院していた80代女性は、10日に感染が分かり、13日に新型コロナ以外の疾患で死亡した。

 新たなクラスター(感染者集団)関連では、鎌倉と平塚の保健福祉事務所管内にある高齢者福祉施設の計2施設が認定された。

 県は新たに106人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は6967人となった。

 また、県は今月15日に新規感染者として公表した南足柄市在住の70代男性について、感染の疑いが低いとして発生届を取り下げたと発表した。

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