景気持ち直しの動き続くも、一部に弱さも 政府

 政府は17日開いた月例経済報告関係閣僚会合で「景気は持ち直しの動きが続いているものの、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が残る中、一部に弱さがみられる」とした。

 先行きについては「感染対策に万全を期し、経済社会活動を継続していく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気が持ち直していくことが期待される」としている。

 一方で「感染拡大による影響や供給面での制約、原材料価格の動向による下振れリスクに十分注意する必要があるほか、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある」とした。

 2月の報告を1月報告と比較すると、個人消費については、1月の「持ち直している」から、2月は「持ち直しに足踏みがみられる」に変わった。住宅投資も「おおむね横ばい」ら「このところ弱含んでいる」に後退。

 逆に設備投資に関しては「足踏み」から「持ち直しの動きがみられる」に設備投資に兆しを表現した。国内企業物価に関しても「上昇テンポが鈍化」から「緩やかに上昇」になった。(編集担当:森高龍二)

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