共有オフィス 新拠点に 延岡経済機構の事務所完成

延岡経済リンケージ機構が運営するコワーキングスペースの内覧会

 延岡市の企業への人材紹介や起業支援などを担う、市の新たな組織「延岡経済リンケージ機構」の事務所が、同市幸町のJR延岡駅西口街区ビルに完成した。17日に内覧会があり、同機構が運営するコワーキングスペース(共有オフィス)がお披露目された。
 コワーキングスペースは約200平方メートル。共有スペースや会議室、電話ブースを備える。実務は、県内外でコワーキングスペースを手掛ける「ATOMica」(宮崎市)に委託。単に仕事場として貸し出すだけでなく、商談会や販路開拓セミナーなどを開催。多様な人材が交流することで、新たなビジネスチャンスの創出や情報発信の場となることを目指す。コワーキングスペースは3月1日、オープン予定。
 同機構は、企業や金融機関と連携して、人材や事業のマッチング、新規起業などを支援し、市民の所得向上を狙う。読谷山洋司市長は「安心して相談してもらい、新しいビジネス拠点としてフルに活用してほしい」と話した。

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