相模原のスケートパーク再整備へ 五輪選手輩出の拠点、老朽化でテコ入れ

スケートパークでは、スケートボードのスクールも行われている=相模原市中央区の小山公園

 東京五輪で日本が金メダル3個を獲得したスケートボードに注目が集まる中、相模原市は五輪選手らを輩出した「小山公園ニュースポーツゾーン スケートパーク」(同市中央区)の再整備に向けて動きだす。2022年度一般会計当初予算案に調査・設計費約2千万円を計上した。選手や利用者らの意見を聞きながら、より進化した練習拠点として23年度以降のリニューアルオープンを目指す。

 JR橋本駅近くにある小山公園のスケートパーク(2900平方メートル)は、市が「若者の居場所づくり」を目的に05年4月にオープン。スケートボードや自転車のBMXなどを楽しめる大小複数の障害物が置かれ、3人制バスケットボール用のコートやストリートダンスができるスペースが備わる。

 同公園で東京五輪スケートボード・ストリート代表の白井空良(ムラサキスポーツ、光明相模原高出身)や、18年日本選手権女子ストリート優勝の伊佐風椰(ミキハウス、相模女子大学高等部出身)が練習を重ね、世界へ羽ばたいた。

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