MISIAがナレーションを担当!「ドキュメント72時間」 福岡で愛された遊園地の人間模様を定点観測

NHK総合で放送中のドキュメンタリー番組「ドキュメント72時間」(金曜午後10:45)の2月25日放送回は、「福岡 あの日の遊園地は永遠に」と題し、昨年末をもって65年の歴史に幕を下ろした福岡市内唯一の遊園地・かしいかえんを、72時間にわたり定点観測する。

1956(昭和31)年の開園以降、福岡県民に長年愛されてきたかしいかえん。子どもも楽しめるジェットコースターやゴーカートなどの遊具が並び、園内には季節ごとに彩り豊かな花々が咲き誇る。そんな地域の遊園地の最後を見届けようと、連日地元の人々が訪れていた。番組では、駅から園へと至る道のりを行き来する来園者の思い、周辺住民の声、長年働いてきた従業員たちの姿を丹念に描く。

訪れるたびに子どもの成長を感じたという母親や、亡き父と来園した思い出がよみがえる女性…。遊園地の入り口前に、3日間カメラを据えて、行き交う人たちの思いを見つめる。

ナレーターは、高校時代を福岡で過ごしたMISIA。初めて同番組のナレーションを担当する。

■MISIA コメント

「中学生の頃に福岡へ引っ越した私が、最初にできた友人と訪れたのが、かしいかえんでした。また、かしいかえんのすぐ隣と言っていいほど近い高校に通っていたこともあり、とても思い出深い場所です。通学で使う電車には園へ遊びに行くお客さんが乗っていて、降りる駅も(同じ)園の目の前。授業中は、ジェットコースターに乗るお客さんの「キャー」という歓声が聞こえてきていて…。かしいかえんは、私にとってもあまりにも“日常”の存在だったので、なくなるなんて思ったこともありませんでした。今、とても寂しい気持ちです。かしいかえんは、地元・福岡の人にとって、遊園地よりももっと身近な大きな“公園”のような存在として愛されていた場所だったと感じます。そんな愛されたかしいかえんを全国の皆さんにお伝えするためのお手伝いができたらと思い、ナレーションを務めました。ぜひご覧ください」

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