松本若菜主演「復讐の未亡人」に桐山漣、淵上泰史、平岡祐太が出演

テレビ東京で7月スタート予定の連続ドラマ「復讐の未亡人」(日時未定。Paraviでは3月9日から独占先行配信スタート)で、松本若菜が演じる主人公を取り巻く共演キャストが発表され、桐山漣、淵上泰史、平岡祐太が出演することが分かった。さらに、原作イラストを再現したオマージュビジュアルも解禁された。

ある朝突然会社で自殺した夫・鈴木優吾を追い詰めた同僚たちに復讐(ふくしゅう)するため、有能なプログラマー・鈴木美月(松本)は自らの名前を隠し、“鈴木密”と名前を変えて夫の元職場であるIT企業の派遣社員として働いている。そして、義弟で探偵の陽史の協力の下、許せない同僚たちを、1人また1人とわなに落としていく。その妖艶さと狂気を武器にして、密の甘美でセクシーな復讐が幕を開ける。

会社によって追い詰められた美月の夫・優吾を演じる平岡は、「優吾は周りから“いい人”と言われることが多いのですが、実態がつかめない。優しいけどミステリアスな役として演じられたら作品が生きてくるのではないかと思いました。見ている方には復讐劇の行方が楽しめる作品になっていますが、そうした中でも自分の役は、主人公を動かす、復讐の起点となっている人物です。見ている方がドキッとするような演じ方ができていればうれしいです」とキャラクターを紹介。

優吾の元職場のチームリーダー・斎藤真言に扮(ふん)する桐山は、「斎藤真言は、この会社をどうにかしたいと熱く奮闘している、とても真っすぐな人間です。脚本や原作を読んだ時、水面下で起きていく密と陽史の復讐劇のシナリオには度肝を抜かれました。斎藤の周りで起きている次のターゲットは誰なのか、忍び寄る密の手にはある種の恐怖とすごみを感じています。ご覧いただく皆さんにも、時に心地よく、時に身の毛がよだつような、そんな体感をしていただけるのではないかと思っています。密に対するかすかな違和感を丁寧に演じ、物語を支える一助となれたらうれしいです」と視聴者にメッセージを送った。

そして、密の復讐に手を貸す、優吾の弟・鈴木陽史役を務める淵上は、「松本若菜さんが主演ということでご一緒できて素直にうれしく思いました。復讐の話なのでちょっとドロッとはしてますけど、そうした中で自分の演じる陽史はとても魅力的な役だと思いました。実は切ない役なので、切ない感じを醸し出しつつ、どこかで希望が見いだせるようになればいいなと思います。監督も若い女性の感性でどんな表現をするのか、またいろいろな役者さんがそれぞれ好演していますので、そこも楽しんでいただければと思います」とコメントしている。

また、このブラック企業でうごめく復讐ターゲットとして、密に“女子マウント”を仕掛けてくる社長秘書・佐伯麻穂役に足立梨花、仕事もせずにオンラインゲームに興じる古武一也役に森永悠希、仕事を人に押し付けてさぼり癖のある若手社員・板橋ともみ役に小西桜子、元スポーツ選手で密が勤める会社の社長・若月勇役に前川泰之、パワハラ気質の課長・橋本雅也役に松尾諭といった俳優陣が顔をそろえる。

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