竹内力が「甘美王~麗しのエンジェル・キッス~」であま~いスイーツを食べまくり!

テレビ東京系で3月5日に放送されるスペシャルドラマ「甘美王~麗しのエンジェル・キッス~」(午後4:00=テレビ愛知制作)の生配信オンライン記者会見が行われ、主演を務める竹内力が出席した。

出版社「友談社」の執行役員でパワハラ男とうわさされる甘露寺猛彦(竹内)が名古屋から東京本社に赴任。新雑誌の立ち上げを任された甘露寺だったが、その雑誌のテーマは苦手とするスイーツだった。しかも、その風貌の威圧感から部下たちはすっかり萎縮してしまい、1人で新雑誌を試作することになる。取材で有名パティシエのスイーツを生まれて初めて口にしたその時、甘露寺の体を、それまで味わったことのない快感“甘美”が駆け抜ける。この体験が秘めた才能を覚醒させ、部下たちもあっと驚くアレンジスイーツを生み出していく。

こわもてで知られる竹内と、甘いスイーツに目覚める男というギャップのある組み合わせについて、竹内は「これまでさまざまな役を演じてるんですが、今回は1作品の中で二枚目から四枚目まで幅広い役柄を演じることになり、逆に自分のありのままを作ろうと脚本から関わらせてもらいました」と説明。「撮影前の脚本会議にも出て、制作の1人としても参加させてもらって、脚本の気になるところを修正させてもらっています」と述べ、俳優業とともに、映像制作会社「RIKIプロジェクト」の社長としてのこだわりをのぞかせた。

さらに、本作の主題歌「エンジェル・キッス」の作詞と歌唱も担当した竹内。「スイーツということなので、ポップな歌がいいなと思って。それを俺が歌ったらどうよ?みたいな感じで、俺が歌えそうなキーで作ってもらったんです。何度かやりとりをして最終的には1960年代アメリカン・ロックのテイストを感じさせる曲調になりました。懐かしい雰囲気もあるけど、若い人が聴いても新しい感じになっているんじゃないかと」と、こちらも全力で関わったことを明かした。

また、本作のオファーがあった時の心境については、「スイーツのドラマと聞いて、パティシエが主人公のありきたりのドラマかなと思ったんですけど、よく聞いたら、これまでスポーツとか車とかのジャンルで売上を伸ばしてきた出版社の男がいきなりスイーツの雑誌を作る羽目になるという内容で、それはおもろいなと。バラエティーでは見る題材ですけど、ドラマではまだ少ないと思うので、これだったらいいなと思ってありがたく受けました」と語った。

そんなスイーツとは縁遠そうなイメージのある竹内だが、子どもの頃に味わった忘れがたい“甘美”があるという。「小学生の頃、近所の酒屋さんで酒粕を自分で買ってきて、鍋で沸かして砂糖を入れて少し塩をまぶして、甘酒を作ってました。それを丼で何杯も飲んで。今はさすがに作ってはいないけど、いろんなメーカーの甘酒を買ってきて飲み比べをしたこともあります」と思い出を振り返った。

会見では、“甘美王おうえん隊長”として、愛知の地元アイドル・TEAM SHACHIの坂本遥奈が登場。名古屋名物のういろうを軽く焼き、その上に小倉あん、さらにイチゴをトッピングしたアレンジスイーツ、“小倉イチゴの焼きういろう”を竹内に振る舞った。おいしそうにスイーツを頬張った竹内は、強力な顔芸とともに、甘美を受けた時のセリフ「ビビビビ!」を披露し、会見を盛り上げた。

今回のオンライン会見の模様は、YouTubeのテレビ愛知公式チャンネルでアーカイブ視聴が可能(https://youtu.be/xe54ii2WkYw)。

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