サッカーJ3カターレ富山の歴代ユニホームの写真をラッピングした富山地方鉄道の車両「カターレ富山トレイン」の運行が26日、全線で始まった。地域や企業との結び付きを強める活動の一環で、県民クラブとしての浸透を目指す。電鉄富山駅では同日、運行開始を記念したイベントがあり、集まったサポーターら約70人が、越中舟橋駅までの区間で記念乗車を楽しんだ。
車両は2両編成。チームカラーの「カターレブルー」を基調にした車両には、2008年から今年のユニホームまで15枚の写真がずらりと並ぶ。
記念イベントでは、藤井裕久富山市長とクラブの左伴繁雄社長が、車両にヘッドマークを取り付けた。濱大耀選手とガブリエル・エンリケ選手も出席。「J2復帰」と書かれた行き先表示を見て、濱選手は「1試合ずつ勝利を重ね、J2に復帰して終わりたい」と決意を新たにした。
左伴社長は「車両が走る県東部を中心に、広い範囲でカターレが楽しい時間を提供する良い機会。列車での凱旋(がいせん)パレードをイメージしながら戦う」と話した。
車両の運行を記念した切符の販売も同日からはじまった。富山地鉄乗車券センター、電鉄富山駅、南富山駅で販売する。