世界最高峰ドラマー、サイモン・フィリップスのソロ・プロジェクト「プロトコル」シリーズ第5弾リリース

ジャンルを超えて今なお最前線で活動を続けるドラム・レジェンド、サイモン・フィリップスのソロ・プロジェクト・シリーズ第5弾『プロトコル V』が本日3月2日にリリースされた。

「プロトコル」シリーズではこれまでに4枚の作品をリリースしてきたが、本作は2017年の『プロトコルIV』以来約5年ぶりとなる第5弾。

前作にも参加したアーネスト・ティブス(b)に加え、元ジョン・マクラフリン・バンドのオトマロ・ルイーズ(key)、スティーヴ・ヴァイにも絶賛される期待の若手アレックス・シル (g)、ロベン・フォードやクリスチャン・スコットと共演し、ポストモダン・ジュークボックスにも参加しているジェイコブ・セスニー(sax)といった気鋭のミュージシャンが集結。今作もファンの期待を裏切らない熱いハード・フュージョン/ジャズ・ロックの世界が繰り広げられている。

©Stephanie Cabral

サイモンは、本作ついて次のようのコメントしている。

本作の参加メンバーについて:
例えばアーネストと演奏すると、どんなトリッキーな楽曲でもグルーヴすることが出来る。それは私にとってとても重要なことなんだ。オトマロは「ウンデウィギンティ」をリハーサルしている時に、私のクラーベが19拍子を刻んでいることを即座に理解し、気にせず自由に演奏するようになった。このように恐れを知らない若く才能溢れるミュージシャンと共に演奏出来るのはとても素晴らしいことだよ

期待の若手を数多く起用した意図について:
僕のような音楽はプレイするのが難しいという人もいるけど、僕は昔からそういうチャレンジが好きなんだ。例えば上原ひろみのプロジェクトで僕はアンソニー・ジャクソンとプレイするけど、そこでは僕らが殆ど知らないような曲をすぐに把握し、演奏することが求められる。僕はそれが楽しいんだ。彼女の勇気には本当に感服する。

本作に参加してくれたジェイコブやアレックスもチャレンジが好きなミュージシャンだ。彼らはいつも準備万端だし、僕のような年配のミュージシャンにチャレンジの大切さを思い出させてくれるんだ。僕たちはつい快適になりすぎることを求めがちだけど、音楽はそうであってはならないんだ。常にエッジが効いていて、常に成長する準備ができていて、でも常にグルーヴがあるべきさ!

今回の楽曲について(楽曲は全てサイモンによる新曲<一部共作を含む>):
「私は12歳の頃からツアーに出ていて、音楽理論について学ぶ機会が無かったので独学なんだよ。普段は作曲にキーボードを使っていて、頭に浮かんだものを書き留めている。

作曲がメロディから始まる時もあれば、コード進行から始まる時もあるけれど、リズムから始まることはほとんど無い。それでも時には意外なところから曲に繋がっていくこともあって、1曲目の「ジャガナス」のイントロはモーグ・シンセサイザーをいじっているうちに弾いた音をアルペジオで並べて出来た曲なんだ」

■リリース情報

サイモン・フィリップス AL『プロトコル V』

2022年3月2日発売 UCCU-1659 SHM-CD ¥2,860(tax in)

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