商議所青年部が大分市に子どもの医療費無償化を提言

小中学生の通院費が 実費負担となっている 大分市。 大分商工会議所青年部が、 15歳以下の子どもの 医療費無償化を 大分市に提言しました。

子育てがしやすい街を 実現し、大分市の人口増加に 繋げたいと、 大分商工会議所青年部が 提言書を 佐藤市長に手渡しました。 提言書では、 大分市と人口が同じ規模の 10都市について、 2015年からの5年間で 人口が増加した都市の 実例を挙げながら 医療費の助成制度を 比較し、 無償化の必要性が 示されています。

(政策提言委員会委員長 山本悠司さん) 「大分市が人口が少しづつ 減少していると聞いて、 どうしたら人口が増加するか考え、子供を育てやすい街に大分市がなれば、人口が増えIターンUターンが狙えるのではないかと考え提言しました」

現在通院にかかる医療費は、各市町村とも 未就学児までは無料です。 豊後高田市は18歳まで 入院費や薬の調剤も無料。日田市など11の市町村では、 中学生まで無料と なっています。 中津市など 4つの市と町は、 1カ月に4回までは、 500円を超えた分を 自治体が負担します。 一方、 大分市と別府市では、 小中学生に対する 通院の助成がありません。(※非課税世帯を除く)

大分市によりますと、 市内の小中学生の 1回の通院費の平均は 2000円を超えると いうことです。 佐藤市長は、 7日に開会する市議会で 小中学生の 4回目までの通院費を500円を超えた分を 市の負担とし、 5回目以降は 無料にする案を提案します。無償化については 改めて検討するとしました。

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