上越産コシ、9年連続「特A」 令和3年産 米の食味ランキング 日本穀物検定協会

 日本穀物検定協会(東京都)は2日、令和3年産米の食味ランキングを発表した。上越産コシヒカリの食味は9年連続で最高の「特A」評価を受けた。県産こしいぶきは昨年の「Aダッシュ(Aの右上に点)」からランクを1つ上げ「A」だった。

 同協会によると、食味試験には昨年より2点少ない152点が出品され、特A評価を受けたのは昨年より11点少ない42点だった。食味試験は昨年11月から今年2月にかけ、専門の評価員20人が白飯の外観や香り、味など6項目で審査。複数産地のコシヒカリをブレンドしたものを基準に、比較評価してランク付けした。

 JAえちご上越の岩崎健二常務理事は「生産者の高品質・良食味米にかける熱意の結果。JAとしては土作り指導や基本技術の励行を呼び掛けた成果。激しい産地間競争を勝ち抜くため、評価を励みに新たなスタートを切りたい」と話した。

 県内他地域では、魚沼コシが特Aを維持。岩船コシは2年ぶりに特Aへ返り咲いた。下越コシは特AからAにランクダウン。中越、佐渡コシは昨年と同じくAとなった。

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