千葉雄大&永山絢斗、同い年の2人のW主演で演劇漫画「ダブル」がドラマ化

千葉雄大と永山絢斗が、WOWOWで6月4日から放送・配信がスタートする「WOWOWオリジナルドラマ ダブル」(土曜午後10:30)でダブル主演を務めることが分かった。

本作は、「わたしの宇宙」「潜熱」などで知られる野田彩子氏による話題沸騰の演劇漫画をドラマ化。ファンの間でも実写化が期待されていた注目作だ。天性の才能を持った俳優と、彼の才能をいち早く見いだし世に送り出そうと支える“代役”俳優の2人を主人公に、役者として成功を目指してく姿を描く。

千葉が演じるのは、俳優としての才能を次第に開花させていく宝田多家良。一方、永山が扮(ふん)するのは、自身も「世界一の俳優になりたい」という夢を抱きながら、多家良の才能にほれ込み、演劇のいろはを教え生活も支える鴨島友仁。年齢も同じで誕生日も2日違いという、同世代でありながら本作で初共演となる2人が、緊張感のある共依存関係の役者を熱演する。

千葉は「白羽の矢が風に流れて僕のもとへ。やるからには精いっぱい出しきります。友仁さん役の絢斗くんは同い年で誕生日も2 日違い。僕たちなりの『ダブル』をたのしみにしていただけたらと思います。いい現場です」と手応え十分の様子。

永山は「宝田多家良と鴨島友仁。2人の関係がほほ笑ましくて切なくて、この物語のファンになりました。ほかの登場人物もそれぞれとても魅力的で、それを演じる役者さんも自分の好きな方ばかりですし、同世代の役者さんとダブル 主演の作品をやってみたいと思っていたので、今回同い年の千葉雄大くんと共演できるのもうれしい限りです」と喜んでいる。

原作者の野田氏は「人間が演じる姿を描きたくて始めた『ダブル』が人間によって演じられるというのは大きな喜びです。漫画や映像作品の面白さを、たとえば文章で説明するのは難しいことですが、人間がその身に持てる情報量を最大限に利用して演じるならばきっと素晴らしいものになると思います。描けない漫画家の代わりにドラマ版『ダブル』には頑張ってほしいです」と期待している。

会社勤めの多家良が雨の降る中、傘もささず、無気力に歩いている。そんな中、舞台の呼び込みに導かれ、「劇団英雄」の公演を観劇。その公演に出演していた友仁の芝居に心揺さぶられた多家良は、会社を辞めて役者の道へ進むことを決意する。「劇団英雄」に所属することになった多家良に、友仁は芝居のいろはを教え込む。その中で、多家良の才能に唯一気付き、彼を世界一の役者にすることを望む。同時に、彼自身もまた世界一の役者になる夢を抱き続けていた。2人は奇妙な共同生活を送りながら、役者としての成功を目指す。やがて、多家良は友仁の支えにより、才能を開花させ、スターダムに上り詰めていく。しかし、やがて2人の関係にも変化が訪れる――。

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