児童が「豊後絞り」に挑戦 美術館で展示 大分

小学生が授業で作った 藍染めの作品の展示が、 大分市美術館で 始まりました。 失敗も重ねながら 世界に一つだけの作品が 出来ました。

美術館の一室で、 自分たちの作った作品を 丁寧に並べていく子どもたち。 大分大学付属小学校 5年生の34人が 「豊後絞り」に 挑戦しました。

豊後絞りは、 大分市鶴崎地区が 発祥とされる 絞り染めの手法の1つ。 発酵が進む液の温度を 毎日測る必要があるなど、根気の要る作業が 求められます。 県外の職人にビデオ電話で アドバイスを もらいながら、 およそ70時間をかけて ハンカチと箸袋を 完成させました。

(女の子)「楽しかったのは 試行錯誤して3回目で ようやく完成したところ」

(男の子)「藍液を作るのは 難しかったけど 段々上手くなって きれいな作品が出来たのが うれしかった」

(男の子)「ほぼ直感で作ったが 自分が予想していない 模様が出来てそこが すごく楽しかった」

 作品展は、11日まで 大分市美術館で 開かれています。

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