上越市直江津地区の街づくり団体、まちおこし直江津(佐藤和夫代表)と直江津駅前の三野屋菓子店は共同で俵型もなかの新商品「銘菓 御蔵米」を開発。6日に同市中央3のライオン像のある館で発表会を行った。
北前船が運んだコメにちなんだ名称は、夏は直江津祇園祭の熱気を伝える「銘菓 御饌米」に変わり、直江津の魅力2つを発信する。
同会は同館にちなんだ「ライオンまんじゅう」などオリジナル菓子を開発してきた。第4段として日本遺産に認定されている北前船寄港地を発信するものを企画し、同店に声を掛けた。名物である継続団子の白あんを使ったもなかを作りたいという意向を持っていた同店が快諾、「直江津」の文字が入った金型を製作し、北前船が運んだ塩を白あんに加えて完成させた。
さらに同店の重原稔代表社員はコロナ禍で中止が続く直江津祇園祭を盛り上げる機運をつくるため、7月から8月前半に名前を「御饌米」と変えることを提案。それぞれの由来を記したリーフレットを用意した。
すでに三野屋の本店(同市中央1)で販売しているが、12日に無印良品直江津(同市西本町3)で開かれる「直江津春のパンとスイーツまつり」で本格デビューし、エルマール店での扱いも開始する。1個154円(税込み)。