横浜にウクライナ避難民支援の相談窓口 神奈川県が開設

県が開設したウクライナ避難民支援の相談窓口=10日、横浜市神奈川区の多言語支援センターかながわ

 ロシアのウクライナ侵攻を巡り、神奈川県は10日、横浜市神奈川区のかながわ県民センター内にある「多言語支援センターかながわ」に、ウクライナ避難民に関する相談窓口を開設した。

 県は県内で暮らすウクライナ人の親族らの受け入れを想定しており、県国際課によると、窓口開設前を含め、支援センターに「ウクライナにいる親兄弟を県内に呼び寄せたいが、どうしたらよいか」「日本への避難の仕方や入国後の住居や医療、仕事などはどうなるのか」など、10件ほどの相談が電話やメールで寄せられた。

 英語や外国籍の人にも分かりやすい日本語で対応しているが、今後はウクライナ語での対応も視野に入れる。業務を担うかながわ国際交流財団の担当者は「相談が第一歩になる。心配事やニーズを的確に聞き取り、県に伝えるので気軽に相談してほしい」と話している。相談は電話045(316)2771(平日午前9時~正午、午後1時~同5時15分)。

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