ブレーブス 新加入のオルソンと8年1億6800万ドルで契約延長

日本時間3月16日、ブレーブスはアスレチックスからトレードで獲得したマット・オルソンの入団記者会見を開き、その場で8年1億6800万ドル+オプション1年の契約延長を発表した。ブレーブスにとって主砲フレディ・フリーマンとの再契約に失敗した場合の「プランB」に過ぎなかったオルソンだが、地元球団のブレーブスで最長2030年までプレーすることに。アレックス・アンソポロスGMによると、今回の契約延長は前日のトレード成立から10時間で実現したという。

現在27歳のオルソンは、昨季アスレチックスで156試合に出場して打率.271、39本塁打、111打点、OPS.911をマーク。オールスター・ゲームに初選出されるなど、キャリアハイのシーズンを過ごした。今季の年俸は1500万ドル、来季の年俸は2100万ドル、2024年以降は毎年2200万ドルとなり、2030年の契約は年俸2000万ドルの球団オプション(バイアウトなし)。現在32歳のフリーマンとの再契約には年平均3000万ドル前後の大型契約が必要と言われており、ブレーブスは「より若い一塁手」を「より安価」で長期間確保することに成功したというわけだ。

オルソンは「フリーマンの後釜」として大きなプレッシャーを背負うことになるが、「フレディが素晴らしい選手であることは明らかです。でも、それが私に影響を与えることはありません。僕はマット・オルソンであるためにここにいるのです」と自然体を強調。8年契約のオファーについては「ちょっと待てよ、何を言っているんだ?という感じでした。ここは私の故郷であり、家を買い、そこにトレードされ、しかも素晴らしい契約を提示していただきました。私にできるのはイエスと答えることだけでした」と語った。

「このチームはワールドシリーズ制覇を成し遂げたばかりで、優秀な若手選手が多くいます。私の故郷であり、私の家族もアトランタに住んでいます。いいところを挙げ始めたらキリがないですね」とオルソン。8年契約が終了する2029年には35歳になっており、事実上、地元球団のブレーブスで残りのキャリアを全うすることになりそうだ。

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