【新型コロナ】神奈川県所管域で5人死亡、877人感染 7人がオミクロン亜種

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は18日、県所管域で5人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女877人の感染が新たに確認されたと発表した。中等症が5人で、ほかは軽症か無症状(調査中含む)。815人が感染経路不明だった。

 亡くなった5人のうち、4人はクラスター(感染者集団)が発生した病院や高齢者福祉施設の関連だった。

 平塚市の70代男性は、クラスターが発生した病院の入院患者。8日に陽性が判明し、10日に新型コロナによる肺炎で死亡した。伊勢原市の80代男性は、クラスターが発生した高齢者福祉施設の入所者。1月27日に陽性が判明し、2月4日に死亡した。同市の90代男性は、クラスターが発生した別の高齢者福祉施設の入所者。2月21日に疑似症患者と診断され、今月16日に新型コロナによる肺炎で亡くなった。

 鎌倉市の90代男性は、クラスターが発生した別の病院の入院患者。今月12日に陽性が判明し、翌13日にコロナ以外の疾患で亡くなった。横浜市の80代女性は、今月11日に陽性が判明し、13日にコロナ以外の疾患で亡くなった。

 新たなクラスターは県鎌倉保健福祉事務所管内の病院や2カ所の高齢者福祉施設で確認された。

 このほか、県は新たに305人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は1万5048人になった。また、既に公表した感染者7人が、オミクロン株の一種でより強い感染力を持つとされる派生型「BA・2」に感染していたと明らかにした。県内の派生型感染者の累計は20人になった。

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