元J1湘南・石原直が現役引退 通算467試合出場・112得点、今後は地域振興・交流活動へ

現役引退を発表した前湘南のFW石原直樹=2020年9月

 J1湘南は20日、昨季限りで退団したFW石原直樹(37)が現役を引退すると発表した。2003年に当時J2だった湘南でプロ生活を始め、大宮、広島、浦和、仙台と渡り歩いて20年に湘南に復帰。Jリーグ通算467試合に出場し112得点をマークした。

 今後は「ベルマーレアンバサダー」に就任し、地域振興、サッカーの普及、育成、サポーターとの交流活動にあたる。クラブを通して発表したコメントは次の通り。

 「2021シーズンをもちまして、プロサッカー選手を引退することを決めました。19年間、現役生活を続けることができたのは、これまで指導に携わっていただいた全ての方々、素晴らしいチームメートや仲間、そして長きにわたって応援してくださったファン・サポーターの皆さまのおかげです。心から感謝しています。本当にありがとうございました」

 「18歳でプロキャリアをスタートし、それぞれ違う色を持つチームでサッカーを学ぶことができました。湘南ベルマーレでは、自分の可能性を広げてもらい、またサッカーの難しさに初めて直面しました」

 「チーム一丸となり、結果を出すための努力を惜しまないことを学んだ大宮アルディージャ。失敗を恐れずチャレンジすることで学ぶことの大切さ、サッカーとしっかり向き合うことができたサンフレッチェ広島。イメージを共有することの大切さ、期待に応えることの難しさを学んだ浦和レッズ。自分から発信すること、アクションを起こすことを学んだベガルタ仙台。本当に多くの経験をさせていただいたことで、サッカーの奥深さを感じる事ができました」

 「素晴らしいクラブでプレーできたことは私の誇りです。私に関わってくださった全ての方々に感謝しています。そしてJ1リーグ優勝、連覇を経験できたことはサッカー人生の財産であり、一生忘れることのできない、最高の思い出です」

 「19年の間、たくさんの方々に支えられ、サッカーができていると常に実感していました。皆さまのおかげでとても幸せなサッカー人生を送ることができました。最後に、いつもどんな時も近くで支えてくれた妻や子どもたちに感謝しています。本当にありがとう」

 「そして、このたびベルマーレアンバサダーに就任することとなりました。クラブに貢献し、恩返しをしていきたいと思います。今までと違った形で皆さまと一緒にベルマーレを盛り上げていけることが楽しみです。これからもよろしくお願いいたします!」

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