32の1人区 野党候補1本化へ協議開始へ

 夏の参院選挙で立憲民主党の泉健太代表が32の「1人区の1本化」へ、日本共産党、社会民主党党首に調整の申し入れを22日までに行った。野党候補の一本化に関しては共産、社民とも一本化への調整を急ぐよう、早くテーブルにのせることを求めていた。

 泉代表は「着手できるところから着手しなければいけない」と両党の代表に会い、「おおむね、ご理解いただけた」としている。一方、国民民主党への申し入れに関しては日程が未定。

 泉代表は「与党候補が1候補になっているのに、野党がバラバラでは、多くの選挙区で勝てないと言われている。1人区で候補者調整を進めていく」とした。

 日本共産党の志位和夫委員長は記者会見した際、両党協議での合意事項について「現政権に厳しい審判を下すため、参院選1人区での候補者調整の協議を開始する。協議は幹事長・書記局長と両選対委員長で行う」というもの。

 志位氏は「キックオフの合意になった。私たちとしては勢力的に始めていきたい。自民党改憲4項目(9条に自衛隊記述、緊急事態条項を創設など)を許さないことも共通の御旗にたたかえるよう努力したい」とした。

 社会民主党の福島みずほ党首も「野党共闘をしっかりやっていく」と泉代表に応じた。(編集担当:森高龍二)

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