【サツドラHD】小売業向け広告プラットフォームの提供開始/サイバーエージェントやAWLと共同開発

【2022.03.23配信】サツドラホールディングスは、小売業向け広告プラットフォーム「Satudora InStore Ads」の提供を開始した。サイバーエージェントやAWLと共同開発したOMOプラットフォーム「リテールコネクト」の一機能で、購買データやサイネージを活用した販促メディアとなっている。「OMO」は、「Online Merges with Offline」の略称で、日本語直訳では「オンラインとオフラインを併合する」という意味で、「ネット上とネット以外の店舗などの垣根を超えたマーケティング概念」のこと。

全国の小売事業者に提供/広告事業の創出を支援

サツドラホールディングスのグループ企業であるサッポロドラッグストアーと 、 サイバーエージェントおよび AWLは、 OMOプラットフォーム「リテールコネクト」を共同開発し、2022年2 月より全国の小売事業者様に向けて提供を開始した。
この共同開発は2020年2月3日に締結した、 3社共同開発契約によるもの。

OMOプラットフォーム「リテールコネクト」は、これまでサッポロドラッグストアー・サイバーエージェント・AWLの3社で培った小売における広告事業創出のノウハウを活かしたマーケティング基盤を構築・提供し、各社に合わせた広告事業の創出を支援するためのパッケージ。
3社でデジタルサイネージやAIカメラの調達および導入から、すでに各社で保有するECサイトやアプリをはじめとした自社メディアの運用や広告枠の開発まで支援できる仕組みを構築している。
「リテールコネクト」を導入している小売企業をネットワーク化することで、全国規模でのキャンペーンの実施や、広告主の獲得も可能になる。

近年、海外の小売業界において、デジタルサイネージやEC上の購買データ・アプリ上での商品閲覧履歴等を活用した、広告事業の展開に注目が集まっている。一方で、国内の小売事業者様においては、広告事業の展開に関する専門知識の不足や、広告の配信・計測・運用に向けたマーケティング基盤の構築が必要となることから、立ち上げのハードルが高いと考えられているという課題があった。

このような背景の中、OMOプラットフォーム「リテールコネクト」は、広告事業立ち上げに必要な専門知識やマーケティング基盤の提供を通して広告配信・効果計測・広告運用までを総合的に支援するもので、小売事業者様のスムーズな広告事業開発をサポートする。
今回、「リテールコネクト」の一機能として、サッポロドラッグストアーの購買データやサイネージを活用した販促メディア「Satudora InStore Ads」を共同開発し、サツドラ20店舗でスタートした。

今回、サッポロドラッグストアー店舗に設置しているデジタルサイネージにAIカメラやセンサーなどのIoT機器を導入し、デジタル広告による店舗集客や販売促進のノウハウを保有しているサイバーエージェントと、AIカメラソリューションを通じた防犯対策や接客支援、店内販促、従業員の働き方の最適化を推進してきたAWLとの3社で全国の小売事業者に向けて「リテールコネクト」を提供することで広告事業の創出を支援し、今後もデジタルサイネージおよび購買データを活用した広告商品の共同開発を進めていきたい考え。

https://satudora-hd.co.jp/news/2022/03/22/3767/

© 株式会社ドラビズon-line