今夏の逗子海水浴場、開設する方向で準備「中止は難しい」 4月下旬に結論

昨夏は2年ぶりの海開きとなった逗子海水浴場=2021年7月

 今夏の逗子海水浴場開設について関係団体が話し合う検討会が23日、逗子市役所で開かれた。新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、開設する方向で準備を進め、4月下旬に結論を出すことを決めた。

 検討会には、海の家や自治会、防犯協会、民生委員の代表ら12人が参加。今後、検討会の結論を桐ケ谷覚市長に報告し、同市長が開設の可否などを判断する。

 地元の新宿自治会の代表は、2月に回収した住民アンケートの「条件付き開設」55%、「状況に関係なく開設しない」24%という結果を示した上で、「開設中止は難しく、利用者がルールを守るように徹底してほしい」と求めた。海の家の組合の代表は「夜の営業時間を延ばしたい」と要望した。

 昨夏は2年ぶりに7月16日に開設。しかし、同22日からまん延防止等重点措置の適用で飲酒が禁止になり、その後、緊急事態宣言の発出を受け、8月2日から休場となった。

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