平祐奈主演「ひまわりっ2」オール宮崎ロケの撮影順調!「全力で宮崎の魅力をお伝えできるドラマ」

UMKテレビ宮崎で連続ドラマ「ひまわりっ~宮崎レジェンド2」(日時未定)のリモート取材会が3月10日に開催された。同作は、宮崎県出身の人気漫画家・東村アキコ氏の「ひまわりっ~健一レジェンド~」を原作とした、宮崎の街が舞台の“超ローカルコメディー”。2020年の第1弾が好評を博して、このほど第2弾が5月に放送される。リモート取材会に出席したのは、主人公のアキコを演じる平祐奈、高橋克典、そして先日追加キャストとして発表された髙石あかりの3人。見どころや意気込みなどを語った。

今作は“オール宮崎ロケ”で行われており、会見時もまさに撮影の真っただ中。「チームひまわりっ」の集合は約2年ぶりながら、そんなブランクを忘れるほど和気あいあいとした現場のようだ。平は「毎日笑って笑って…ほっぺの筋肉がどうにかなりそうです!」とチームワークのよさを伺わせる。新キャストとしてメンバーに加わった髙石も「本当に笑いにあふれている現場です」と同意。「(笑いの)ツボにはまっちゃって、何度も撮影が止まることもあります。楽しいんですけど、笑いをこらえるのが大変です」とこのチームならではの“苦悩”を語った。

そんなこらえきれない笑いを、現場で率先して起こしているのが高橋だ。前作では、アキコの父・健一(劇中では健一1号と呼称。アキコの恋人が健一2号)のインパクトの強すぎるキャラクターが話題になったが、それは今回ももちろん健在なよう。平は「“お父さん”の変な動きは本番になると加速するんです。せっかくリハーサルで必死に笑いをこらえて頑張ったのに、本番で超えてくるか~って(笑)」と笑う。

監督に従っているだけだと謙遜(?)してみせる高橋だが、実は先日健一のモデルとなった東村氏の父・健一さんと会ったという。高橋は「本当にかわいらしくてチャーミングな方でした。リアクションもかなり大きくて『メリット! メリット!』も実際に言ってました」と、劇中で健一1号が使う口癖で、いいことがあった時や、気持ちが高揚した時に発するフレーズを目の当たりにしたそう。加えて、「だいぶつかめました。役に反映させることができたと思います」と自信をのぞかせた。パワーアップした健一1号に期待が膨らむ。

また、先日東村氏が撮影現場を訪問。その折、平との初対面が実現したことも報告された。平にとって主演が決定して以来の念願だったということもあり、「やっとお会いできて、すごくうれしかったです。『私の若い頃の雰囲気にちょっと似とんね~』と言ってくださいました」と笑顔。こちらの対面も有意義な時間だったようだ。

今作から登場するキャラクター・日高なのは(通称・節子)も、ほかに負けず劣らずかなりのインパクト。演じる髙石は自身の役どころについて「視聴者の皆さんから『いるいる!』と共感を得られるようにしたいです」とコメント。自分の周りに節子のような型破りな人間はいないものの、イメージで少し“激しめ”な役作りをしたという髙石。周囲を振り回す小悪魔・節子がどのように映像化されるかにも注目したい。

先述の通り、今作はオール宮崎ロケ。市街地だけでなく、小林市や日向市など県内各地で行われている。あらためて宮崎について感じたことを問われると、平は「一つ一つの地域が広いなって思います。そして街並み同様に県民の皆さんの心も広いなと感じました。こっちで運転する機会があったんですが、穏やかで“譲り合い精神”を感じました」と独特の視点で宮崎のよさを分析。一方、高橋は「太陽が大きい! 空が広い! 川も山も奇麗! 最高です!」と称賛。さらに「ご飯がおいしい! どのお店に入っても外れがない。食のセンスがいいんだと思います」とベタ褒め。具体的な店名をいくつも羅列し、「宮崎入り後、体形を調整するつもりでしたが全然痩せません(笑)」と困り顔。それらを聞いていた宮崎出身の髙石は「自分が褒められているみたいでうれしいです(笑)。ありがとうございます」とコメントした。

心と体で宮崎のよさを実感している様子の出演陣。最後に、平は「全力で宮崎の魅力をお伝えできるドラマになっていると思います。アキコと健一2号の恋の行方、新キャラの登場、あとはお父さんの“ひょっとこ踊り”…。今回も盛りだくさんです! 『ひまわりっ2』も全国の皆さんに広がるように、撮影も最後まで全力で頑張ります」と笑顔で意気込みを語った。

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