近隣観光は路線バスで 神奈中がモデルコース、第1弾は厚木エリア

路線バスを活用したモデルコースが紹介されたチラシ

 神奈川中央交通(平塚市)が、路線バスを使ったマイクロツーリズム(近隣への観光)の促進に取り組んでいる。自然や歴史、グルメも楽しめる沿線のモデルコースを独自に作成し、近くの鉄道駅に設置したチラシや、インスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)を通じて情報を発信。新型コロナウイルス禍で乗客数が減少する中、通勤・通学にとどまらない新たな需要の定着を狙う。

 第1弾は厚木エリア(厚木市、愛川町、清川村)を舞台に3コースを設定。2021年9月から路線バス内などでPRしている。

 コースには、宮ケ瀬湖畔園地など定番の観光地のほか、中津川と山が一望できるテラスのあるカフェなど社員が見つけた“穴場スポット”も。バスツアーではないため、1日フリー乗車券(大人1050円)などを活用し周遊してもらう仕組みとなっている。

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