ウクライナ軍事侵攻1カ月「ロシア軍は撤退を」 JR桜木町前で抗議デモ

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に抗議する市民ら=24日夕、JR桜木町駅前

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから1カ月となる24日、神奈川労連などが横浜市中区のJR桜木町駅前で、ロシアに抗議の意思を示すスタンディング・デモを行った。市民ら約70人が午後6時から約1時間、「ロシア軍は直ちに撤退せよ!」などと声を上げた。

 ロシアは2月24日、ウクライナへ侵攻を開始。ウクライナ国内の広範囲に軍を展開し、民間人や病院、原発施設への攻撃など、武力紛争下で適用される国際人道法に違反する行為を続けている。

 デモでは、労働組合や非政府組織(NGO)の関係者、弁護士ら8人がリレースピーチを行い、「ロシアの行動を止めるために声を上げよう」と呼び掛けた。

 スピーチをした一人、田中由美子さん(63)は、「連日、何の罪もない子どもの命や市民の日常生活が奪われている」と指摘。ロシアの国際法違反にも触れ、「核兵器使用をちらつかせて脅したり、原発への攻撃をしていたりするなど、絶対に許されない。『戦争反対』『ロシアは直ちに撤退を』『核兵器をなくせ』の声で地球を覆い尽くし、戦争を終わらせよう」と訴えた。

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