新たな3つの巨大地震可能性 日向灘で 大分

 南海トラフの想定震源域に含まれる日向灘などでマグニチュード8クラスの巨大地震が起きる可能性があるという最新の研究結果が公表されました。

 政府の地震調査委員会は四国と九州の間の日向灘や、九州から沖縄に連なる南西諸島周辺の地震について、一定期間内に発生する確率などを18年ぶりに見直しました。今回の評価では、新たに日向灘や南西諸島周辺及び沖縄県の与那国島周辺でマグニチュード8クラスの巨大地震が起きる可能性があると示されました。このうち、県からもっとも近い日向灘については、発生頻度などのデータが足りず今後30年以内に地震が発生する確率は不明となっています。一方で、今後30年以内にマグニチュード7から7.5の地震が起きる確率は、80%程度と高い数字が示されました。地震調査委員会の平田委員長は「南海トラフの長期的な発生確率には影響しないが、日向灘の地震から南海トラフに破壊が伝播する可能性はある」としています。

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