レイズの開幕投手は剛球左腕・マクラナハン 「本当に大きな栄誉」

レイズのケビン・キャッシュ監督は、2022年シーズンの開幕投手を24歳の剛球左腕シェーン・マクラナハンに任せることを発表した。1年前は開幕ロースター入りを逃し、同僚のデービッド・ヘスとともにフロリダ州ベニスのレンタルハウスのソファーでタイラー・グラスノウが先発する開幕戦を見ていたマクラナハンだが、メジャー2年目にして早くも大役を務めることが決定。「大きな意味がある。このチームのクラブハウスやロッカールームにはたくさんの才能が揃っているからね。本当に大きな栄誉だよ」と喜びを口にした。

マクラナハンは2020年のポストシーズンでメジャーデビューしたが、レギュラーシーズンでの登板は昨季が初めて。メジャー1年目のシーズンは25試合に先発して123回1/3を投げ、10勝6敗、防御率3.43、141奪三振の好成績をマークした。今季のレイズは、コリー・クルーバー、ライアン・ヤーブロー、ドリュー・ラスムッセン、ルイス・パティーニョが先発ローテーションの一角を担うことが予想されているが、24歳のマクラナハンが若きエース左腕としてその先発陣を牽引していく。

「努力は報われると思う。僕は自分ができると思うことを実現したいという考え方をずっと持っていて、自分ができることを見つけ始めたところだと思う。だから、これからまだまだたくさんのことを実現していきたい」とマクラナハン。開幕戦の相手はオリオールズだが、6歳までボルティモアに住んでいたマクラナハンはオリオールズファン、特にカル・リプケンJr.のファンとして育ったため、オリオールズを相手に務める開幕投手の大役はより一層特別なものとなるだろう。

マクラナハンは球団史上15人目の開幕投手であり、レイズは4年連続で異なる投手が開幕戦に先発する。24歳345日での大役は、2007年に23歳68日で開幕投手を務めたスコット・カズミアー以来の若さであり、レイズがドラフト指名した投手がレイズの開幕投手を務めるのは、デウォン・ブラゼルトン(2005年)、ジェームス・シールズ(2008~10年、2012年)、デービッド・プライス(2011年、2013~14年)、ブレイク・スネル(2019年)に続いてマクラナハンが5人目だ。

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