ブルージェイズの開幕投手はベリオス 菊池は先発5番手で開幕へ

日本時間4月1日、ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督は2022年シーズンの開幕投手をホセ・ベリオスに任せることを発表した。ベリオスはツインズ時代に開幕投手を2度(2019~20年)務めているが、昨季途中にブルージェイズへ移籍したため、ブルージェイズの開幕投手を務めるのは今回が初めて。「シーズンの最初の日に投げる機会を得られてとても嬉しい。家族も楽しみにしてくれていると思う」とベリオス。昨年11月には7年1億3100万ドルの長期契約を結んでおり、エースとしての活躍が期待される。

昨季のベリオスはツインズとブルージェイズで合計32試合に先発して192イニングを投げ、12勝9敗、防御率3.52、204奪三振を記録。2ケタ勝利は自身4度目、200奪三振は自身2度目であり、防御率はメジャー6年間で自己ベストの数字だった。短縮シーズンの2020年を除き、直近のフルシーズン3年はいずれも32試合に先発して192イニング以上を消化。これだけコンスタントな働きを期待できる投手は、メジャー全体を見渡してもそれほど多くない。

ブルージェイズには5年1億1000万ドルで加入したケビン・ゴーズマン、過去2シーズン開幕投手を務めた柳賢振(リュ・ヒョンジン)と他の開幕投手候補もいたが、モントーヨ監督は「彼は素晴らしい投手だ。精神面も素晴らしい」とベリオスに大役を任せることを選択。「彼が登板するときはいつも勝つチャンスを与えてくれる。いつも言っているが、私が投手に求めるのはそれだけさ」とエース右腕への信頼を口にした。

ベリオス以降は、ゴーズマンが2番手、柳が3番手に入り、メジャー2年目のアレック・マノア、3年3600万ドルで加入した菊池雄星と続く。ネイト・ピアソンやロス・ストリップリングがブルペン待機できるほど、先発投手の層は厚くなった。なお、ブルージェイズは本拠地でのレンジャーズ3連戦でシーズンをスタート。先発5番手の菊池は敵地でのヤンキース4連戦の2戦目に登板予定だ。

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