西日本と沖縄・奄美で気温かなり高く 東日本の降水量は少なかった 3月の天候まとめ

 気象庁は1日(金)、3月の天候まとめを発表した。西日本と沖縄・奄美の気温はかなり高く、北・東日本で高かった。また、低気圧の影響を受けにくかったため、東日本の降水量は少なく、東日本の太平洋側と沖縄・奄美の日照時間は多かった。

平年差(比)図(2022年3月)(気象庁ホームページより)

◆気温は高かった

地域平均気温平年差の経過(5日移動平均)(気象庁ホームページより)

 シベリア高気圧の勢力は平年より弱く、全国的に寒気の影響を受けにくかった。また、南からの暖かい空気が流れ込んだ時期もあったため、西日本と沖縄・奄美の気温はかなり高く、北・東日本で高かった。

◆降水量は東日本で少なく

 低気圧の影響を受けにくかったため、東日本の降水量は少なく、東日本の太平洋側と沖縄・奄美の日照時間は多かった。18 日は低気圧が本州付近を通過して東・西日本の太平洋側を中心に大雨となり、22 日には本州南岸を前線を伴った低気圧が通過し、東日本太平洋側の平野部でも雪となった所があった。また、26 日から 27 日には二つ玉低気圧が本州付近を通過し、荒れた天気や大雨となった所もあった。

◆東日本の日本海側で降雪かなり少なく

 北日本では寒気の影響を受けにくかったが、繰り返し低気圧が通過したため、曇りや雪または雨となった日があった。19 日には発達した低気圧が通過したため、太平洋側でも各地で大雪となった。降雪の深さの月合計は東日本の日本海側でかなり少なく、北日本の日本海側と西日本で少なかった。月最深積雪は、北日本の日本海側で多い地点が多かった。

【月間日照時間の少ない方から1位を更新した地点】

  雄武  117.3時間 (平年比74%)

© 株式会社ウェザーマップ