線路の保守作業に使われる箱根登山鉄道の貨物電車モニ1形が鉄道ファンから人気を集めている。同社が2月に初めて見学会参加者を募集したところ1分足らずで完売。好評を受けて6月26日に2回目の見学会を開催する。
モニは1975年に製造され、レールなどをクレーンでつり上げて運搬する保守作業用の貨物電車。登山鉄道のシンボルカラーでもある鮮やかなオレンジ色の車体と社員によって描かれたイノシシのキャラクターが特徴で、夜間作業がほとんどのため乗客にはなじみの少ない“脇役”だ。
日中は強羅駅の隅にひっそりと置かれ、不思議がって写真を撮ったり駅員に尋ねる観光客も多かったため、同社が見学会を企画した。