今季見るのが待ちきれない選手 1位に大谷、14位に鈴木誠也が選出

日本時間4月6日、メジャーリーグ公式サイトは「2022年に見るのが待ちきれない選手」と題して21人の注目選手を紹介する特集記事を公開した。この企画には7人のスタッフが参加し、ドラフト形式で注目選手をピックアップ。各スタッフが東部・中部・西部の各地区から1人ずつ、合計3人を選び、合計21人の注目選手が選出された。全体1位の指名権を持つデービッド・アドラー記者は大谷翔平(エンゼルス)を選択。アドラー記者は次の指名権、全体14位では鈴木誠也(カブス)を選んだ。

アドラー記者は大谷と鈴木を選んだ理由を以下のように記している。

大谷:もし現在の球界から1人だけ注目選手を選ぶのであれば、それは大谷でなければならない。彼がフィールドに立つたびに、あなたがこれまでに見たこともないようなことをやってのける可能性がある。球界全体が見たこともないようなことをする可能性すらある。彼はベーブ・ルース以降、メジャーリーグの世界で起こらなかったこと(=二刀流)をする。しかもベーブ・ルースより上手に二刀流をこなす。昨季、大谷が投手として100マイルの速球を投げ、同じ試合で450フィートの本塁打を打つのを目撃することほど素晴らしいことはなかった。大谷のような選手は他にいないのである。

鈴木:鈴木がメジャーリーグの世界でどんな活躍をするか誰にもわからない。だからこそ、彼は必見の選手なのだ。彼は海外からやってきた次のスタースラッガーになる可能性がある。我々が知っているのは、この男が日本で大活躍していたということだ。彼は2021年に38本のホームランを打った。日本でプレーした6度のフルシーズンで打率.317、平均30本塁打をマークしている。しかし、彼はまだメジャーリーグの試合に出場していない。だから、鈴木はまだ謎に包まれている。そして、誰が謎に抵抗できるだろうか。

今回の企画で選出された21人の注目選手は以下の通り。

◆1巡目指名
1位 大谷翔平(エンゼルス)
2位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
3位 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
4位 フアン・ソト(ナショナルズ)
5位 ブライス・ハーパー(フィリーズ)
6位 バイロン・バクストン(ツインズ)
7位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)

◆2巡目指名
8位 ワンダー・フランコ(レイズ)
9位 マイク・トラウト(エンゼルス)
10位 アルバート・プホルス(カージナルス)
11位 ルイス・ロバート(ホワイトソックス)
12位 カルロス・コレア(ツインズ)
13位 ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)
14位 鈴木誠也(カブス)

◆3巡目指名
15位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
16位 ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
17位 ムーキー・ベッツ(ドジャース)
18位 フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
19位 クリス・ブライアント(ロッキーズ)
20位 マックス・シャーザー(メッツ)
21位 ハビアー・バイエズ(タイガース)

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