レイズがレギュラー外野手・マーゴと契約延長 2年1900万ドル

日本時間4月6日、レイズは27歳のレギュラー外野手マニュエル・マーゴと2年1900万ドルで契約を延長したことを発表した。マーゴは今季終了後にFAとなる予定だったが、2024年まで契約が延長された。年俸は2023年が700万ドル、2024年が1000万ドルで、2025年は200万ドルのバイアウトが付いた相互オプションになっているという。走攻守を兼ね備えているだけでなく、ラテン系の若手選手のリーダー的存在となっており、ピーター・ベンディックスGMは「マニーは多くの点でチームを助けてくれる」と契約延長を喜んだ。

マーゴは2016年にパドレスでメジャーデビューを果たし、2017年から3シーズン正中堅手として活躍。2020年2月に救援右腕エミリオ・パガンとのトレードでレイズに移籍してきた。昨季は125試合に出場して打率.254、10本塁打、57打点、13盗塁、OPS.696を記録。外野3ポジションを高いレベルで守れるため、リーダーシップも含め、見た目の成績以上にチームへの貢献度が高い選手である。

ベンディックスGMは「彼と複数年契約を結ぶことができて嬉しい。打撃と守備の質が高く、積極的な走塁も光り、オールラウンドな活躍ができる選手だ。クラブハウスでも存在感があり、チームリーダー的な役割も担ってくれている」とコメント。主力選手を絶妙なタイミングで放出し、若手選手を中心に戦力を維持しながら激戦区のア・リーグ東部地区で結果を残し続けているレイズにとって、マーゴの果たしている役割は非常に大きいというわけだ。

レイズは昨季途中に正遊撃手ウィリー・アダメスをブリュワーズへ放出し、トップ・プロスペクトのワンダー・フランコがメジャー昇格。今季はタイガースへトレードされたばかりのオースティン・メドウズに代わり、24歳の有望株ジョシュ・ロウが外野の一角を担う見込みとなっている。契約最終年を迎えたケビン・キアマイアーにトレードの噂が絶えないなか、次々に若手が登用されるレイズにおいて、マーゴは今後もチームリーダーとして貴重な戦力となりそうだ。

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