別府市ウクライナ避難民受け入れ

 ロシアによる侵攻により混乱が続くウクライナ。第三国に避難する人々の受け入れが世界中で広がっています。そのような中、別府市がウクライナからの避難民8人を受け入れると発表しました。

 8人は、10代未満から40代の、マリウポリなどに住んでいた3世帯です。16日に別府市に到着し、ホテルに一旦滞在したあと市が無償で用意した市営住宅に入居する予定です。避難民の受け入れ支援をしている長崎県のNPO法人「Beautiful World」が、ウクライナ大使館からの依頼を受けて飛行機の手配やビザの発給などを手伝いました。

(NPO法人 Beautiful World 小野一馬さん)

「受け入れて下さるということで(避難民は)非常に喜んでいます」

 団体を運営する小野さん。妻がウクライナ出身で、APUの卒業生でもあり、縁があった別府市に受け入れを申し入れたということです。

(NPO法人 Beautiful World 小野一馬さん)

「日本に避難して来られたら1年2年と言わず5年とかのスパンで考えないといけない」

「(長期化を見越して)自立を促す支援が必要になる」

 

 避難民の受け入れについて別府市民は・・

(30代女性)

「外国の方いっぱいいるので、いっぱい働いているし、受け入れやすい環境ではあるんじゃないかなと」

(60代女性)

「日本人も私たちもウクライナ語を習ったり、お互いに日本語を教え合ったりしてね、いい環境を作って欲しいと思いますけど」

 今後さらに10人前後の避難民の受け入れを予定していて、別府市では、寄付金やウクライナ語が話せるボランティアを募っています。

県内ではこれまでに大分市や日田市など8つの市が避難民の受け入れを表明しています。

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