上越市の高田城址公園 7日・お待たせ桜開花 10日に満開予想

 上越観光コンベンション協会と環境市民団体エコ・グリーンは7日、上越市高田城址公園で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。3月中に開花した昨年より9日遅く、平年より1日遅かった。開花を心待ちにしていた関係者や訪れた人からは喜びの声が聞かれた。

7日に行われた桜調査木の観察。鈴木代表(左)と南常務理事が開花を宣言した

 昨年は3月29日、一昨年は同27日と、2年連続で記録的な早さで開花したため、今年は高田城址公園観桜会の会期を3月26日からに設定。一方で、今年は2月、3月とも気温が上がらず、開花が遅れ、会期を17日まで延長していた。

 7日午後1時30分、2団体が同公園内忠霊塔前の調査木を観察。10輪ほどの開花を確認し、開花宣言をした。エコ・グリーンの鈴木敏男代表は「ようやく咲いて、ほっとしている。天候が良ければ週末までに見頃になるので、3密に気を付けてゆっくり見てほしい」、上越観光コンベンション協会の南博幸常務理事は「昨年の来場者数20万人以上の出入りを期待している。飲食も可能になったので、新型コロナ対策に気を付けて楽しんでほしい」とそれぞれ話した。

 日本気象協会の予想では10日に満開となる見込み。

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