〈写真・動画特集〉7年越し「本番」飛行 上越市制50年と観桜会祝う ブルーインパルス

 7年越しの「本番」飛行―。航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」による展示飛行が10日、上越市高田城址公園の上空で行われた。昨年の上越市制施行50周年を記念し、第97回高田城址公園観桜会に花を添えた。

高田城址公園の上空を飛ぶブルーインパルス

 午前11時すぎ、ブルーインパルスの6機が編隊を組んで視界に入ると、会場は歓声に沸いた。6機は次々とアクロバティックな演技を披露、集まった人たちの視線をくぎ付けにした。上越市内の小学4年、岡島侑史君は9日のリハーサル飛行と2日連続で演技を観覧。「『サンライズ』という演技が一番良かった。ブルーインパルスを見たい、という夢がかなってうれしい」と話していた。

5機が太陽の光のように5方向へ広がる「サンライズ」
桜が満開となった高田城址公園の上空に大輪の花を咲かせる「サクラ」
観覧場所として開放された高田城址公園陸上競技場は、家族連れや友人同士でにぎわった

 上越市でのブルーインパルスによる展示飛行は2015年にも企画され、リハーサルが行われたが、本番は当日の上空の視界不良で中止。今回は7年ぶりに計画され、初めて展示飛行が成功した。

 中川幹太市長も陸上競技場内で観覧。「(気象など)最高の条件がそろい、ブルーインパルスが飛行してくれた。感激している」と笑顔で話した。

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