民泊にも使える住宅、ホテルに併設 国内初のリゾート用不動産、箱根仙石原に来秋オープン

サンケイビルなどが箱根で開発する施設の完成イメージ(同社提供)

 神奈川県箱根町仙石原に来年秋にも、珍しい形態のリゾート用不動産が誕生する。不動産会社2社が、住宅宿泊事業法(民泊新法)の活用を想定した住宅と、コンドミニアムタイプのホテルを複合開発。一般販売後、購入したオーナーは運営会社と賃貸借契約を締結し、自身が利用しない日に客室として貸し出す。こうした手法で開発する施設は、国内初という。

 サンケイビル(東京都)と東急不動産(同)が今月、開発に着手した。施設は町立仙石原小学校近くに立地し、地上4階建ての本館と、地上1階地下1階の温泉棟で構成。住宅扱いのホテルレジデンス25室と、宿泊施設となるホテルコンドミニアム38室を設けた。

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