川崎の「夏フェス」今年も ジャズなど多彩に19公演 巨匠のトリビュートも

ラインアップを発表した(左から)東京交響楽団事務局長の辻敏さん、オルガニストの松居直美さん、福田市長、指揮者の秋山さん、日本オーケストラ連盟専務理事の桑原浩さん、オンラインで参加したピアニストの小川典子さん=川崎市のミューザ川崎シンフォニーホール

 川崎市の夏の風物詩「フェスタサマーミューザKAWASAKI2022」が、7月23日~8月11日にミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)などで開かれる。市とホールが主催し、18回目の今年はプロオーケストラ10団体を中心に19公演を行う予定。昨年2月に逝去したジャズピアニストの巨匠チック・コリアのトリビュート、映画音楽など多彩なジャンルで夏を彩る。

 7月23日に東京交響楽団によるストラビンスキー作曲「エボニー協奏曲」、ラベルの「ラ・ヴァルス」などで開幕する。24日はオルガニストのジャン=フィリップ・メルカールトが日本最大級のパイプオルガンで「ゴルトベルク変奏曲」を壮大に奏でる。26日は洗足学園音楽大学(高津区)芸術監督・秋山和慶氏の指揮で奏者がラベルの名曲を奏で、同大バレエコースと共演する。

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