きょう13日（水）も、太平洋側を中心に気温が高くなっているが、あす14日（木）は広い範囲で気温が下がる見込み。また、西日本はあすにかけて、東日本は15日（金）にかけて、太平洋側を中心にまとまった雨となる所がありそうだ。

空気入れ替わる

　きょう午後も、東北南部や東日本の内陸、近畿の盆地を中心に気温が高い見込み。ただし、北海道や本州の日本海側は、きのうより気温が大幅に下がっている地点があり、あすは関東など太平洋側でも気温の低下が顕著になりそうだ。東京都心の最高気温は3月下旬並みの15℃の予想だが、日中はむしろこの値より低くなる見通し。雨天で風が一層冷たく感じられるため、着る物や体調管理に注意を要する。

まとまった雨に

　前線や湿った空気の影響で、きょう午後からあす午前にかけては、西日本で局地的に雨脚が強まる見通し。東日本の太平洋側も、あす午後から金曜日にかけて沿岸を中心に雨量の多くなる所がありそうだ。なお、金曜日も気温の低い地域が多く、東京都心は朝晩を中心に10℃を下回る見通し。

小笠原諸島に台風接近

　大型で強い台風1号が近づく小笠原諸島は、15日（金）を中心に暴風や高波、大雨に警戒が必要となる。小笠原諸島は本格的に天候が悪化する前、きょうのうちに台風への備えをしておきたい。なお、台風の進路によっては、16日（土）は関東の沿岸でも大しけとなるおそれがあるため、今後の気象情報に注意が必要だ。

（気象予報士・高橋和也）