パドレス大敗 開幕戦好投のダルビッシュ有がまさかの9失点KO

【パドレス2-13ジャイアンツ】@オラクル・パーク

パドレスは開幕戦で6回ノーヒットの好投を披露したダルビッシュ有が立ち上がりからジャイアンツ打線に捕まり、1回裏にいきなり6失点。2回裏にも追加点を奪われ、1回2/3を投げて被安打8、奪三振2、与四球2、失点9という内容で早々にマウンドを降りた。一方、ジャイアンツ先発のアレックス・カッブは5回83球を投げて被安打4、奪三振10、与四球2、失点2の好投。カッブが今季初勝利をマークし、ダルビッシュには今季初黒星が記録された。

ダルビッシュは1回裏先頭のマイク・ヤストレムスキーにヒットを許すと、続くブランドン・ベルトに2号先制2ランを被弾。さらに2つの四球などで一死満塁のピンチを招き、タイロ・エストラーダとジョーイ・バートのタイムリーなどで一挙6失点のビッグイニングとなってしまった。2回裏も悪い流れを止められず、無死満塁からウィルマー・フローレスのタイムリーなどで2失点。降板後、残した走者1人が生還したため、2回途中9失点ノックアウトという結果になった。

なお、この試合ではジャイアンツの一塁ベースコーチを務めるアントアン・リチャードソンが試合途中で退場となり、アシスタントコーチのアリッサ・ナッケンが代理で一塁ベースコーチを務めた。メジャーリーグの長い歴史において、女性がグラウンド上でコーチを務めるのは初めてのこと。パドレスの一塁手、エリック・ホズマーから握手を求められ、ジャイアンツの捕手、カート・カサリがハグで出迎えるなど、敵味方関係なくナッケンの快挙を祝福した。

© MLB Advanced Media, LP.