背骨をねじるだけ!自律神経もお通じも整う「うつ伏せのストレッチ」

おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。

1年の中で、寒暖差がもっとも大きい季節=「春」。

暖かい日が続いたかと思えば、急に肌寒くなったり…。温度変化に対応しようとして、体は交感神経が優位な「緊張状態」が続くようになります。

すると、たくさんのエネルギーが消費されて、いつもより疲れやすくなったり、だるくなったり、節々が痛んだり、睡眠の質が低下したり、イライラしたり…。

「春って、何だか疲れる…」。そう思っている方は、自律神経のバランスが崩れているのかもしれません。

そこで、ぜひ取り入れてみてもらいたいのが「背骨まわりのストレッチ」

実は、交感神経と副交感神経からなる自律神経は、背骨の間から出ています。

背骨のまわりのストレッチをおこないながら筋肉のコリをほぐしたり、背骨の動きを良くしたりすることで、自律神経がうまく機能する手助けになります◎

また、交感神経が優位なときは、腸のぜん動運動が弱くなって便秘しやすくなります。そんなときはゆったりとした呼吸を繰り返しながら背骨まわりのストレッチをすれば、副交感神経にアプローチできて「お腹スッキリ」を目指すこともできるでしょう。

それでは、早速ストレッチを始めましょう!

自律神経もお通じも整う「うつ伏せのストレッチ」

1) うつ伏せになり、肩の下にひじをついて上体を起こす

※足は腰幅程度に開いておきます

2) 左ひざを曲げて外側に開き、股関節の延長線上に引き上げる

※左ひざの位置は、股関節の延長線上よりやや下寄りでもOKです。無理のない位置まで引き上げましょう

3) 手を肩の下に移動させて、さらに上体を起こす

※腰に負担がかかりすぎないように、腹部に軽く力を入れて上体を起こします

※姿勢が辛い場合は、手ではなく、ひじを床についた状態のままストレッチを続けましょう

4) 上体を左にねじり、左手を腰に添える。呼吸を5回繰り返す

※胸だけを後ろに引くのではなく、背骨をしっかりとねじることを意識して!

※姿勢が辛い場合は、手を床についたまま上体をねじってもいいでしょう

5) 反対側も同様におこなう

※ 余裕がある方は、2~3回おこなってもOK!

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春特有の自律神経の乱れによる不調、そして便秘にアプローチするストレッチをご紹介しました。

ストレッチの最中は息を止めず、いつもよりゆったりとした深い呼吸を意識してみてくださいね。

それでは今日も、良い1日を!

☆この連載は<毎週金曜日>に更新です。来週もどうぞお楽しみに!

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