三浦の規格外野菜、パスタソースに 食品ロス削減へ、マグロ加工業者や農家、学校連携

規格外野菜やカジキの端材などを使った3種類のパスタソースを手にする山本社長=三浦市海外町の羽床総本店

 来年創業100周年を迎えるマグロ加工品製造販売の「羽床(はゆか)総本店」(神奈川県三浦市海外町)が、三浦半島の農家や学校との連携を強めている。今年は引き取った規格外野菜などを使った3種類のパスタソースを販売し、地元を元気にしようとしている。

 同社の店舗や通販で30日まで限定販売しているのは、県立三浦初声高校和田キャンパス(同市)で収穫したトマト、横須賀市長井の農家のブロッコリー、三浦市内の農家の菜の花をそれぞれ使った冷凍パスタソース3種類。

 トマトとブロッコリーは市場に出せない規格外品で、一緒に合わせる同社のカジキもみそ漬けなどを製造する際に生じる端材を使っている。価格は540円。三浦市内の丸清製麺の生パスタ(216円)もセットで販売している。

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