京急の「満喫きっぷ」や「女子旅きっぷ」 企画乗車券をデジタル化 スマホ1台で三浦半島周遊

「葉山女子旅きっぷ」のデジタル版イメージ(京急電鉄提供)

 京浜急行電鉄(横浜市西区)が、三浦半島への往復乗車券や食事券などがセットとなった企画乗車券のデジタル化を進めている。次世代移動サービス「MaaS(マース)」の推進に向けた取り組みの一環。

 ウェブサイトを通してチケットを事前購入すればスマートフォン1台で周遊できる。チケットの対象施設を拡充するなど内容もリニューアルし、需要獲得を図る。

 横須賀市内を対象エリアにした「よこすか満喫きっぷ」は1日、デジタル版の販売を開始した。これまで汐入─浦賀間に限定していた鉄道乗り放題区間は、京急線の同市内全域に拡大。ご当地グルメが楽しめる「食べる券」の対象店舗は計35店舗(7増)、観光施設などで使える「遊ぶ券」は計26コンテンツ(7増)に広がった。

 逗子・葉山を対象にした「葉山女子旅きっぷ」は22日からデジタル版を販売。釣りやスタンドアップパドルボード(SUP)体験ができる施設など新たに10店舗が加わり、計65店舗で使えるようになる。

 デジタル版チケットはウェブサイト「三浦COCOON(コクーン)」で扱っている。価格は、よこすか満喫きっぷが横浜駅発で3230円、葉山女子旅きっぷが同駅発で3380円。

 問い合わせは、京急ご案内センター電話045(225)9696。

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