「お堅い」議会、身近に感じて 横浜市議が登場、クイズ形式の広報動画制作

議長ら現職市議が登場する広報動画の一場面(市議会局提供)

 議会のお堅いイメージを払拭し、より身近に感じてもらおうと、横浜市議会局が、現職市議が登場する広報動画を制作した。リニューアルされた子ども向け学習動画をアピールする“番外編”だが、ナビゲーター役を務める市議がクイズを交えて議会の歴史や仕組みを優しく解説している。

 2020年6月の市庁舎移転に伴い、議長らが新しい議事堂を紹介する昨年公開の動画に続く第2弾。「行政が手がける動画としては珍しい視聴回数の多さで、市民からも好評を博した」(同局)と言い、“二匹目のどじょう”を狙って制作した。

 動画のタイトルは「みんなの横浜市会 子ども向け学習動画ができました!編」(約4分)。清水富雄議長が市会の歴史を紹介するほか、高橋正治副議長や議会広報会議委員らが入れ代わり立ち代わり登場し、市の意思決定の方法や市議の人数などをクイズ形式で紹介している。

 同局によると、出演する市議のスケジュールを調整し、昨年末から複数回にわたって撮影を重ねた労作。「時には議員にお願いして笑ってもらったこともあった」という。

 本編に当たる子ども向け学習動画は小学6年向けで「議会って何か知ってる?」「議会では何をしているの?」「議員ってどんな仕事なの?」「議会を見てみよう!」の4部構成(全12分21秒)。担当者は「動画をきっかけに、市民の暮らしに直結する議会の役割を知ってもらいたい」と話している。

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