ゲーム、アルコール、ギャンブル…もし「依存症」になったら 実体験踏まえたアニメで啓発 回復過程に焦点

アニメ動画「もしもゲーム依存症になったら」の一場面

 新型コロナウイルス禍の長期化で依存症患者の増加が懸念されるとして、神奈川県はゲーム、アルコール、ギャンブル依存症に関する啓発用アニメ動画3本を制作、公開している。

 このうち「もしもゲーム依存症になったら」(約13分)は、高校入学を機に親からスマートフォンをプレゼントされた男子生徒が主人公。ふとしたきっかけでオンラインゲームにのめり込み、健康や対人関係が悪化していく様子を描くとともに、家族の理解や医療機関の支援を受けて回復していく過程に焦点を当てている。

 依存症の経験がある漫画家の三森みささんが実体験も踏まえ、ストーリーや作画を担当。県教育委員会や専門医らの協力を得て、依存症のメカニズムや兆候なども分かりやすく解説している。

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