国土交通省高田河川国道事務所は20日、関係機関と合同で糸魚川市親不知地区の防災施設の点検を行った。
雪解け後の洞門上の斜面や洞門下の海岸擁壁などの点検を平成8年から毎年行い、応急処置や維持補修を施している。
この日は、糸魚川市や糸魚川警察署など関係機関を合わせて25人が参加し、青海から市振にかけて8カ所を目視で点検した。
このうち、国道8号沿いの三段滝(市振地内)では駐車帯の前斜面の状態を目視。説明した点検受注業者によると、自然の斜面で上の方に沢が広がっており、過去相当前に土石流が出た形跡があるという。今後調査して擁壁を横に延ばしたり、土砂を止める柵を設けたりするなどの対策を説明していた。