地元「準限界集落」の米で日本酒 相模原の酒蔵が来月発売 酸がたち、爽やかな味わい

5月9日に発売される純米酒「相模灘(相模原×山田錦)」

 相模原市緑区の酒蔵「久保田酒造」が、地域活性化の一環として栽培された地元産酒米で造った日本酒を発売する。相模原産酒米だけを使った酒造りは初めてで、酸がたち、爽やかな味わいに仕上がったという。

 5月9日から直売所や市内酒販店で販売される商品は、純米酒「相模灘(相模原×山田錦)」(720ミリリットル入り、1528円)。5年ほど前、少子高齢化が深刻で「準限界集落」とされる青根地区を活気づけようと、同市緑区の農家石井好一さん(73)が地元の酒米を使った酒の製造を久保田酒造に打診し、実現した。

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