〝超大物〟が水揚げ 87キロのイシナギ入荷 上越近海の代表大型魚 さかなや魚勢上越店

 上越市五智国分のさかなや魚勢上越店は20日、重さ87キロの〝超大物〟のイシナギを入荷した。今週末から販売する。

長さ1・6メートル、重さ87キロの超大物イシナギ

 イシナギ(オオクチイシナギ)は上越近海を代表する大型魚。今回の個体は20日に筒石漁港で水揚げされた。秋から春が旬で、春は産卵のため浅い海域に移動するため、大型の個体が水揚げされやすい。同店は今春、20キロと40キロの個体を入荷しており、80キロ超は約3年ぶりだという。

 食べ方は刺し身や鍋が人気。同店の古川直人さんは「ささみに脂が乗ったような味わい」と語る。今回のイシナギはメスとみられるが、オスの白子は「トラフグ以上に濃厚」と古川さん。

 入荷から数日は店内で熟成を行い、その後に解体。今週末から刺し身用として販売を行う。

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