ワンダー・フランコが自身初の1試合2発 レイズは1点差で惜敗

【レッドソックス4-3レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズは先発のコリー・クルーバーがレッドソックス打線に11安打を浴び、5回4失点で降板。ワンダー・フランコの一発などで反撃したものの、3対4で惜敗した。レッドソックス先発のマイケル・ワカが5回3安打2失点で今季初勝利(0敗)、6番手のマット・バーンズが今季初セーブをマーク。クルーバーは今季初黒星(0勝)を喫した。なお、レイズのフランコはワカから2本塁打を放ち、自身初かつ球団史上最年少(21歳52日)の1試合複数本塁打を達成した。

レイズの若き天才打者・フランコのキャリアにまた1つ「自身初」の記録が刻まれた。1回裏の第1打席でライトへの2号ソロを放つと、5回裏の第3打席でも再びライトへの3号ソロ。レッドソックス先発のワカから2本のアーチを記録し、自身初のマルチ本塁打を達成した。21歳52日での達成は球団史上最年少。1本目のアーチは自己最速タイとなる初速109.7マイル、2本目のアーチはそれを更新する初速112.4マイルの痛烈な打球だった。

11年1億8200万ドル+球団オプション1年という大型契約を手にして迎えた今季は、ここまで13試合に出場して打率.393、3本塁打、10打点、OPS1.111の好成績をマーク。次代のスーパースター候補として期待されるポテンシャルを存分に発揮している。現在の勢いを長くキープできれば、メジャー2年目にして首位打者レースだけでなく、ア・リーグMVPレースに加わる可能性も十分にありそうだ。

なお、レッドソックスの澤村拓一に登板機会はなかった。

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