新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で23日、新たに5人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女3360人の感染が確認された。
横浜市は50~80代の男女3人の死亡を発表。いずれも新型コロナによる肺炎で亡くなり、うち2人はクラスター(感染者集団)が確認された病院の入院患者だった。
横浜南共済病院(同市金沢区)に入院中の80代男性は3日に陽性が判明し、10日に亡くなった。同病院では職員3人と入院患者3人の計6人の感染が確認され、死者は初めて。市は23日、新たなクラスターと認定した。
横浜旭中央総合病院(同市旭区)に入院していた50代女性は3月30日に陽性が判明し、4月12日に死亡。80代男性は11日に感染が確認されて入院し、22日に亡くなった。
県は2人の死亡を発表。綾瀬市の80代男性は2月9日に陽性が判明。その後症状が悪化し11日に医療機関に入院したが、3月6日に亡くなった。藤沢市の30代男性は4月9日に感染が確認され、翌10日に入院先の医療機関で他疾患で死亡した。基礎疾患があったという。
県は新たに133人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は2万2777人となった。