天下太平、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う「江の島流鏑馬(やぶさめ)・武者行列」が23日、藤沢市の片瀬海岸東浜で行われた。藤沢市観光協会などで構成する実行委員会(湯浅裕一委員長)の主催で、昨秋に続き2回目。
今回は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送が始まったことを受け、ふじさわ観光親善大使のタレントつるの剛士さんが源頼朝に扮(ふん)し、13人の御家人が登場。武将のいでたちで隊列を作り、流鏑馬隊とともに海岸を練り歩いた。
神事が執り行われた後、海岸に設置された全長300メートルの馬場では、海岸を疾走する馬上から流鏑馬隊が続々と弓を放った。
流鏑馬は鎌倉武士のたしなみで、源頼朝が江島神社へたびたび戦勝祈願に訪れたと伝えられていることから、江の島周辺での開催が企画された。